【九星気学】二黒土星の2025年12月(12/7~2026年1/4)の月の運勢

目次

① 九星気学の年盤・月盤の方位配置とその意味

「責任と評価が浮かび上がる配置」がテーマです。

2025年12月の二黒土星は、年盤では引き続き「中宮」、そして月盤では「北西」に位置します。
この「中宮 × 北西」という組み合わせは、一年の締めくくりにふさわしく、二黒土星の努力や姿勢が“現実の形となって現れやすい”特別な配置です。

まず、年盤中宮というのは「中心に立ち、全体を支える役割」を象徴しています。
二黒土星そのものが“大地”を意味し、誰かを支え、場を整え、見えない基盤をつくる性質を持つため、この一年はまさに「二黒の本質が問われる年」でした。
そして12月を迎える今、月盤が「北西=六白金星の定位」に移ることで、一年間積み重ねてきたものが“目に見える評価として現れる”流れが強まります。

北西は「権威」「責任」「決断」「成熟」「父性」の象意を持ち、人生全体の中でもひとつ上の段階へ進むための関門のような位置です。
同時に、六白金星の象徴する五行・金は、二黒の土を生み出す関係「土生金(どしょうごん)」にあたります。
これは――
二黒土星の努力が、六白金星的な“成果”や“評価”という金の要素を生み出しやすい
ということを示しています。

つまり12月は「頑張りが報われる運気」と言える一方で、「やるべき責任を果たさなければならない運気」でもあります。

また北西は「決断の座」です。
迷いを抱えたまま年末を過ごすと、翌月(2026年1月・西=天道)の運気が少し重く感じられることがあります。
しかし、ここで腹を決めて動いた二黒さんは、“風に乗るように軽く進める”年末年始となるでしょう。

易の観点では、この組み合わせは「乾(けん)」の象を含みます。
乾は“天”を意味し、強さ・誠実さ・責任感・父性・リーダーシップの象徴です。
二黒の柔らかい土に、乾の強さが宿ることで、今月は「穏やかな強さ」を発揮しやすい月。
そのため、周囲から頼られたり、決断を求められることが増えるかもしれません。

決して軽い運気ではありませんが、
“あるべき立場に上がっていく運気”
であることは確かなのです。

ポイント

  • 12月は「中宮 × 北西」の特別な組み合わせ
  • 二黒の努力が“評価”となって現れやすい
  • 北西=責任・決断・成熟・リーダー性
  • 土生金で「結果が生まれやすい」
  • 易で「乾の象」=強さと誠実さがテーマ

② 総合運

「責任を受け取り、成熟へ進む月」がテーマです。

2025年12月の二黒土星は、“一年の集大成”とも言える運気を迎えます。
北西は「目上・責任・結果・リーダー性」を意味するため、今月の二黒さんは、いつも以上に“責任ある場面”に立たされることが増えていきます。

この責任は決して悪いものではなく、
「あなたなら任せられる」
という信頼の形です。

二黒さんは本来、裏方で支えたり、場を整えたり、人の気持ちをくみ取ることが得意な星。
しかし今月は、「静かに背中を押されて、前に進む」ような場面が多くなるかもしれません。

また、「引き受けることで運が開ける月」でもあります。
北西は“断るより受けるほうが吉”。
ただし、無理に引き受ける必要はありません。
「できる範囲で誠実に」が、最も運気を上げる姿勢です。

人間関係の面では、尊敬できる人・学びになる人との縁が強まります。
一方で、依存や甘えの関係は自然と距離が生まれます。
これは北西の「潔さ」の作用です。

心の面では、責任の重さや環境の変化でプレッシャーを感じることもあるでしょう。
しかしそれは、二黒さんが“成熟”の階段を上がっている証です。

大切なのは、
「自分の意志と選択に責任を持つ」
という姿勢。

これが年末から年初にかけて、大きな追い風となっていきます。

ポイント

  • 今月のテーマは「成熟」「責任」「信頼」
  • 二黒さんに“任されること”が増える
  • 依存関係が整理され、尊敬できる縁が深まる
  • 誠実な姿勢が運を最大化
  • プレッシャーは成長のサイン

③ 仕事運

「立場の変化と評価の月」がテーマです。

12月の仕事運は非常に強く、責任ある仕事やポジションが回ってきやすい傾向にあります。
北西=六白金星の座は、「地位」「肩書き」「指導」「リーダー」を象徴するため、二黒さんの働き方に“変化”が生まれやすい月。

仕事を任されたり、急に重要な決定をゆだねられたりと、
“あえて前に出る状況”
が訪れるケースも少なくありません。

二黒さんは本来、縁の下の力持ちの性質を持つため、急に表舞台に引っ張り出されると戸惑うことがあります。
しかし今月の「前に出る」は、“評価のチャンス”でもあります。

北西は「実力を試す座」でもあり、「誠実さ」が最も評価につながる位置です。
もし迷ったら、
“正直・丁寧・誠実”
の3つを基準にすると、自然と道が開けていきます。

また、六白金星の気は「父性」「判断力」「責任」。
プレッシャーもありますが、その分だけ収穫も大きい月です。

副業や独立の面では、「方向性が見える」「決意が固まる」という流れが強まります。
準備してきたことがある人は、今月思い切って一歩踏み出すと風が味方をしてくれます。
ただし、焦りは禁物。
「一歩ずつ・丁寧に」が二黒さんに合う進み方です。

家庭との両立では、家族からの相談や決断を求められる場面が増えます。
しかしそれは、「頼られ、必要とされている証」。
負担に感じるときは、小さなタスクに分けて一つずつ進めましょう。

ポイント

  • 責任ある立場に立つ機会が増える
  • 誠実さ・丁寧さ・正直さが最大の開運行動
  • 副業・独立は「方向性が定まる」
  • 家庭でも判断や調整役を求められる
  • 迷ったら「一歩ずつ」で大丈夫

④ 健康運

「心身の緊張をゆるめ、内側を整える」がテーマです。

2025年12月の二黒土星は、仕事でも家庭でも責任や決断が増えやすく、心身が“張りつめた状態”になりやすい月です。
月盤北西は、良くも悪くも「気が上に昇りやすい」ため、思考が常に動き続けたり、考えごとが止まらないという状態が起こりがちです。

六白金星の象意には「頭」「神経」「上半身の疲れ」「首肩のこり」が含まれます。
そこへ二黒土星の“一年間の疲れ”が重なることで、心も体も冬の冷えとともに固くなりやすいのです。

二黒は「土の性質」で、本来は穏やかで柔らかい気。
そこに“金の気を持つ北西”が乗ると、
土が締まる → 気が固まる → 緊張やプレッシャーを感じやすい
という流れが起きます。

また、年末の忙しさとも相まって、「気を張り続けて疲れが分からなくなる」という状態に陥ることも。
特に、次のようなサインが出たら要注意です。

  • 眠りが浅い
  • 食べ過ぎ・飲み過ぎが増える
  • 感情が乾燥して、涙が出にくい
  • 予定や人付き合いが“義務”に感じる

こうした反応はすべて、「少し立ち止まってね」という宇宙からのメッセージです。

■ 健康運を上げるための具体的なケア

① 温める・緩めるを最優先にする
冷えは、二黒の“土の気”を硬くしてしまいます。
・腹巻き
・足湯
・白湯
・生姜、ネギ、根菜類
こういった温まるものは今月の味方です。

② 予定を30%減らす勇気を持つ
北西の月は「忙しいほど運が落ちる」傾向があります。
手帳を見直し、無理のある予定は早めに調整を。

③ 頭を休めるルーティンを持つ
六白は“頭の気”が動きやすい。
・夜のリラックスハーブ
・目元のホットマスク
・短い瞑想
これだけで神経の緊張が解けていきます。

④ 「呼吸の浅さ」に気づいたら休息サイン
意識して深呼吸をする習慣が心身の疲れを緩めます。

ポイント

  • 北西に入る12月は「頭」「神経」「上半身疲れ」に注意
  • 温め・緩めるケアが最も効果的
  • 忙しさより“静けさ”が健康を支える
  • 深呼吸と休息の質を上げて自律神経を整える

⑤ 金運

「責任ある選択が金運を育てる」がテーマです。

12月の二黒土星の金運は、“安定しながらも責任が増える運気”です。
月盤北西は、六白金星の象意「管理」「契約」「決断」とリンクするため、
お金を使う行為に“意味”が現れやすい
という特徴があります。

簡単に言えば、「よい選択をすれば長期的なプラスに、曖昧に使うと後に尾を引く」という運気です。

今月の金運の特徴は次のとおりです。

■ ①「よいものを長く使う」が吉

六白は“上質”や“本物”を象徴します。
質の良いもの、長く使えるものへの出費は金運を上げる流れへ。

  • コート
  • 長持ちする家具
  • 仕事の道具
  • 健康につながるもの

これらへの投資は◎です。

■ ② 「交際費・家族費」は増えても凶ではない

年末は人との縁を深める時期。
北西は“父性・保護・面倒を見る”象意があるため、
誰かのための出費は運の流れとして自然です。

ただし
「義務感」ではなく
「感謝」や「誠意」から使うことが開運の鍵。

■ ③ 投資・契約は慎重に

六白の月は“大きな判断”が必要になる時があります。
ただし、二黒土星は今月「緊張しやすい」「責任過多」のため、
焦った判断はリスクを伴います。

・保険
・ローン
・投資
・大きな買い物

これらは「複数回見直す」「信頼できる人に相談する」など慎重に進めるとよいでしょう。

■ ④ 余分な支出は“疲れのサイン”

二黒さんは疲れると“甘いもの”や“癒しの衝動買い”が増えます。
出費が続いたときは、金運の問題よりも【心が疲れているサイン】と捉えて、まず休息を。

ポイント

  • 「上質・堅実」が12月の金運を育てる
  • 家族・目下への出費は自然で吉
  • 投資・契約は慎重に、二段階チェックを
  • 衝動買いは心の疲れのサイン

⑥ 恋愛運・人間関係

「誠意と大人の距離感」がテーマです。

北西は「成熟した関係」「責任ある関係」を象徴します。
そのため12月の二黒土星は、恋愛・人間関係において
“軽い縁が離れ、本気の縁だけが残る”
という特徴があります。

つまり、
今年の集大成として
「本当に大切な縁」と「薄れていく縁」がはっきりと分かれるタイミング
なのです。

■ シングルの二黒さん

出会いは「質が高い」「誠実」「責任感のある人」がキーワード。
年齢が上の人や、仕事でしっかりした立場の人に縁があります。

ただし、恋愛よりも「人を見る目」が鋭くなる時期なので、
一瞬で“この人は違う”と感じることも。
その直感は正しい可能性が高い月です。

良縁のサインは、

  • 真面目
  • 時間を丁寧に扱う
  • 約束を守る
  • 責任ある態度

六白の象意そのものの人物。

■ パートナーがいる二黒さん

今月は「将来のこと」「役割分担」「家族計画」など、
少し重めのテーマが話題に上りやすい時期。

それは悪いことではなく、
関係を一段アップデートする合図
だと考えてください。

言いにくい話も、「丁寧さ」と「誠意」があれば必ず伝わります。

■ 家族・友人・職場の人間関係

北西は“父性の場所”でもあります。
つまり、誰かの相談役になったり、判断を求められることが増えます。

二黒さんは元来「受け止める力」があるため、頼られることは多いですが、
今月は特に、“人を支える立場”が運を上げます。

ただし、
「抱え込みすぎない」
これが最重要。

六白は強い気を持つため、人を助けすぎると疲れが出ます。

ポイント

  • 恋愛は「本気の縁」だけが残る月
  • 誠実・責任感のある相手が良縁
  • パートナーとは将来の話が吉
  • 調整役が増えるが、抱えすぎに注意

⑦ 翌月以降の方向性

「成熟した選択が、2026年の追い風をつくる」がテーマです。

12月の二黒土星は「北西」に入り、責任と評価が強まる月盤を迎えています。
そして来月(2026年1月〜)は「西(天道)」へと移動し、二黒さんの「喜び・収穫・人との調和」がテーマとなる場所へ進んでいきます。

このため、12月は“成熟した判断”と“誠実な姿勢”が、来月の「円満・喜び・結果」を大きく左右することになります。

■なぜ12月の過ごし方が未来を左右するのか

北西(六白金星の定位)は「天」「父性」「決断」「責任」を意味します。
二黒の“穏やかで柔らかい土”にこの気が宿ると、
「二黒の温かさ × 六白の潔さ」
が統合され、良い意味で“背筋の伸びた成熟”が生まれます。

そして西(七赤金星)へ入る1月は、

  • 喜び
  • 人間関係の広がり
  • 評価の定着
  • 結果を受け取る
    という「収穫」の象意が強い月。

そのため、12月に

  • 曖昧な縁を整理する
  • 責任から逃げない
  • 誠実さを忘れない
  • 決めるべきことを決める

という姿勢を保つと、1月の「天道」という強い追い風によって、嬉しい結果が自然と巡ってきます。

■2026年に向けて準備したいこと

  • 心の整理
  • 生活習慣の見直し
  • 人間関係の境界線を明確にする
  • 不要なストレスを減らす
  • 家庭や仕事での役割を「引き受ける覚悟」

これらはすべて、1月の「西=喜び」を最大化する土台になります。

ポイント

  • 12月は“未来の喜びの種”を植える月
  • 責任と誠実さが、来月の運気を大幅に強める
  • 1月は西(天道)の「収穫と喜び」
  • 今月の判断が2026年を軽くする

⑧ 開運日・開運行動・開運場所・ラッキーカラー

◆開運日

●12月9日(火)
決断力が高まり、重要な判断に適した日。

●12月12日(金)
誠実なコミュニケーションに吉。信頼関係が深まる。

●12月17日(水)
責任ある仕事や家庭の役割がスムーズに進む。

●12月21日(日)
一年の振り返りを行うのに最適。「整う日」。

●12月26日(金)
契約・書類整理・金銭の見直しに吉。

●12月29日(月)
不要なものを手放すことで、2026年の運気の通りがよくなる。

どれも北西の象意「誠実・責任・まとめる力」が高まる日です。

◆開運行動

① 空気を澄ませる(香・風・光を入れる)
六白は「清浄」「天」を象徴します。
部屋の空気を入れ替え、香りを焚くと運が整います。

② 責任ある場所を整える
職場の机、玄関、寝室の中央など“中心”を整えると運気が上昇します。

③ 目上とのご縁を大切にする
北西は“目上・先輩・父性”。
感謝を伝える、挨拶を丁寧にするだけで運が伸びます。

④ 正しい選択をする勇気を持つ
六白は「潔さ」。
曖昧にしたものは、一度線引きを。

◆開運場所

北西は「天・父性・権威・高級感」の気を持つため、次の場所が特に開運効果があります。

●北西方位の神社・寺院
→ 六白の「天」の象意を直接受ける。決断力・責任運が強まる。

●北西にある高層階のカフェやホテルラウンジ
→ “天に近い場所”は北西の気を増幅させる。

●北西の方位にある書店・美術館
→ 六白の象意「精神性」「品格」が育ち、判断力が冴える。

●北西方向への小旅行
→ 運の土台が整い、気持ちに広がりが生まれる。

◆ラッキーカラー

●ホワイト
清浄・浄化・決断力UP。六白のメインカラー。

●シルバー
未来の道を照らし、冷静な判断を引き出す色。

●ネイビー
責任や意志の強さをサポート。

●ベージュ(本命星の色)
心を落ち着かせ、安定しながら決断できる。

ポイント

  • 開運日は 9日/12日/17日/21日/26日/29日
  • 「正しい選択」「誠実」「空気の浄化」がテーマ
  • 吉方位は 北西、高層・神社・静かな空間が最強
  • 六白カラー+二黒カラーで安定と決断のバランス

⑨ 総合アドバイス

「静けさと誠実が未来を開く」がテーマです。

12月の二黒土星は、静かでありながら、とても強い“天の気”に包まれています。
これは「責任を果たす者だけが進める道がある」という宇宙のメッセージでもあります。

二黒の優しさ。
二黒のあたたかさ。
二黒の誠実さ。
そのすべてが、北西の強い気によって“成熟した形”へと引き上げられる月です。

焦らなくて大丈夫。
急がなくて大丈夫。

ただし、「誠実に選ぶこと」だけは避けないでください。

誰かと向き合う時、
あるいは仕事で期待される時、
家庭で判断が必要な時。

そんな時は、
「私の心が誠実でいられる選択はどれだろう」
と問いかけてみてください。

それだけで、迷いは静まり、進むべき道が自然と光って見えてきます。

そして来月、二黒土星は「西=喜びと収穫の座」に入り、天道という祝福が巡ります。
12月の“潔く誠実な選択”は、2026年の運気を軽やかにし、幸運を呼び込む種となります。

二黒土星は、静かに強い星です。
優しいけれど、芯はとても太い。
その魅力が、今月は美しく際立ちます。

どうか、自分らしく、誠実に過ごしてください。
それが最も運を高める道です。

2025年下半期の鑑定はこちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です