七赤金星、2025年10月(10/8～11/6)の運勢

① 九星気学の年盤・月盤の方位配置とその意味

2025年の七赤金星は、年盤で「北」に位置しています。
北は“水”の象意を持ち、内省や忍耐、秘密、そして再生を意味します。
つまり今年一年は、七赤金星にとって「表に出るよりも、内側を見つめ直す」「人知れず努力を重ねて基盤を整える」ことが大きなテーマとなっています。
さらに、中宮には二黒土星が座しており、「土台を築く」「現実的な努力」「家庭や生活の基盤を固める」ことが全体の気の流れに影響を与えています。

そして2025年10月の月盤では、七赤金星は「南」に回座します。
この南は「火」の象意を持ち、明るさ・発展・表現・注目・真実の露呈を意味します。
加えて、今月の南は「天道」を得ているため、七赤金星にとって追い風が吹き、光の当たり方が強まります。
つまり、年盤の北という“内側にこもる流れ”に加え、月盤の南という“表に出る光”が交差することで、「内面で育んできたものを外に示す」「心の奥に隠れていたものが表に現れる」という月になるのです。

一方で、南は「明るさ」の反面、「秘密が暴かれる」「隠し事が表に出る」という作用も持ちます。
ですから、心を整えて過ごしてきた人にはスポットライトのような光が当たり、評価やチャンスを得やすくなりますが、逆に未整理の課題を抱えている人は、それが表面化して人から指摘されることもあり得ます。

ポイント

年盤「北」＝内省・忍耐・再生
月盤「南」＝発展・注目・真実の露呈
「天道」の後押しで明るい展開が期待できる
内面で整えてきたことが光に当たり評価される月

② 総合運

2025年10月の七赤金星は、「光を浴びる月」となります。
9月までの流れで内側を整理してきた方は、その努力が自然と表に現れ、周囲の人から注目されたり評価されたりするでしょう。
南は「太陽の光」を象徴するため、隠れていたものが明らかになり、これまでの自分の姿が周囲に伝わるのです。

しかし、光には影も伴います。
自分の中でごまかしてきたことや、整理しきれなかった問題も同時に浮き彫りになる可能性があります。
これは決して「悪いこと」ではなく、「未来に向けて本当に大切なものを見直すチャンス」です。
明るみに出ることは、隠してきた負担を解放することでもあるのです。

七赤金星は本来「楽しみ・喜び・社交」を象徴する星。
南の光を受けることで、人との交流や会話、発信活動が自然と増えます。
女性であれば、美容やファッションに気を配ることで運気がさらに高まり、外見の変化が内面の自信にもつながるでしょう。

今月の中心テーマは「表現」と「真実」。自分の気持ちを素直に伝えること、楽しみを共有すること、心の奥を見せる勇気が運気を広げます。
逆に、取り繕いや嘘は通用しにくい月。
等身大の自分を大切にすると、自然と縁やチャンスが舞い込みます。

ポイント

10月は「光を浴びる月」
努力してきたことが評価されやすい
隠してきた課題も明らかになるが、それは解放のチャンス
「表現」と「真実」がキーワード。飾らず素直に

③ 仕事運

仕事においては「注目を浴びやすい月」となります。
南の光の象意が強く、普段以上に人から見られる機会が増えます。
プレゼンや発表、面接や面談など、「人前に立つこと」「評価を受けること」が増えるかもしれません。

その一方で、光は「嘘を隠せない」という作用を持ちます。
これまでの積み重ねがそのまま表に現れやすい時期なので、準備不足やごまかしはすぐに見抜かれてしまいます。
逆に、誠実に努力してきた方は、その姿勢が高く評価され、上司や仲間から信頼を得るでしょう。

また、七赤金星は「話す力」「人を喜ばせる力」を持つ星です。
今月は特に、その力を活かして周囲に働きかけると運が開けます。
例えば、同僚を励ます、後輩を育てる、チームの雰囲気を明るくするなど。
小さな関わりが大きな信頼につながるでしょう。

家庭との両立を考えている方にとっても、「自分の在り方を表現する」ことがテーマです。
無理に完璧を目指すのではなく、「できることを素直に伝える」ことで周囲から理解を得やすくなります。
副業や独立を考えている方は、今月は「発信」や「お披露目」に最適な時期です。
SNSやブログなど、自分の考えを形にすることが新しい縁を呼び込みます。

ポイント

仕事では「人に見られる・評価される」機会が増える
誠実さと準備が成功のカギ
七赤金星の「話す力」「楽しませる力」を活かすと吉
副業・独立は「発信」や「お披露目」に良いタイミング

④ 健康運

10月は七赤金星にとって「光の影響を強く受ける」時期です。
南の火の気に座するため、心身ともに熱を帯びやすく、興奮や情熱が高まる一方で、疲れやすさや焦りも出やすいでしょう。

具体的に体調面では「心臓」「目」「血圧」に関わる不調に注意が必要です。
火のエネルギーは循環を促す一方で、オーバーヒートにもつながります。
例えば、寝不足が続くと動悸やめまいに出やすいですし、PCやスマホの使いすぎは目の疲れを強めます。

また、南は「明るさ・注目」を象徴します。
そのため、精神面では「人からどう見られているか」を意識しすぎて、プレッシャーを感じやすい傾向が出てきます。
特に女性は、美容や外見に気を配りすぎて疲れてしまうこともあるかもしれません。

ここで大切なのは「クールダウンの時間」を持つことです。
温かさよりもむしろ、今月は「適度に冷ます」ことが健康につながります。
白湯や常温の水での水分補給、ハーブティーで心を鎮める、夕方以降は照明を落として目を休めるなど、生活の中で意識してみてください。

ポイント

心臓・目・血圧に注意
寝不足やオーバーヒートを避ける工夫が必要
外見への意識が高まりやすいが、無理は禁物
水分補給や静かな時間が「健康のクールダウン」になる

⑤ 金運

10月の金運は「明るみに出る」傾向が強まります。
南は“真実が表れる”象意を持つため、これまで曖昧にしてきたお金の流れや隠してきた支出が、はっきりと見えてくるでしょう。

収入面では、これまでの努力や取り組みが評価され、臨時のボーナスや成果報酬といった形で「光」を浴びる可能性があります。
一方で、無駄遣いやカード払いの溜まりなど「見て見ぬふり」をしていた部分も、明るみに出てプレッシャーとなるかもしれません。

七赤金星はもともと“楽しみ”を重視する星。
今月は人との交流や華やかな場に誘われる機会が増え、出費もかさみやすい傾向にあります。
ただし、今月の支出は「自分を輝かせるため」「人との縁を深めるため」であれば運気につながります。
美容や学び、信頼できる人との交流への出費は吉。
しかし見栄や一時の感情に流された浪費は後悔につながりやすいです。

投資や大きな買い物は「真実を見抜く目」が試されます。
焦らず、長期的に安心できるものかどうかを吟味することが重要です。

ポイント

努力が収入として評価されやすい
無駄遣いや未整理のお金の問題は明るみに出る
美容・学び・縁を深める支出は吉
投資や大きな買い物は「真実を見抜く目」がカギ

⑥ 恋愛運・人間関係

恋愛や人間関係においても、10月は「光が当たる」月です。
これまで曖昧だった関係がはっきりとした形になる可能性があります。

恋愛中の方にとっては、関係性の進展や気持ちの明確化が訪れやすい時期です。
南の象意は「真実の露呈」でもあるため、相手の本心が見えやすくなります。
同時に、自分の気持ちも隠せなくなるため、誤魔化しや曖昧さは通じません。
素直に想いを伝えることで、信頼が深まるでしょう。

出会いを求めている方は、「華やかな場」「人が集まる場」にチャンスが隠れています。
南の気は「明るさ・発信・人気」を象徴するため、交流の場に出ると自然と縁が広がります。
特にファッションや外見に気を配ると、良いご縁を引き寄せやすいでしょう。

人間関係全般でも、隠してきた思いが表に出やすい月です。
例えば、友人や家族に本音を伝えることで、理解やサポートを得やすくなります。
一方で、隠していた秘密が露見して関係に揺らぎが生じることもありますが、それは「より誠実なつながりに変えていくための浄化」だと捉えると良いでしょう。

ポイント

恋愛は「真実」が明らかになりやすい
出会いは「華やかな場」や「発信の場」にチャンスあり
本音を伝えることで人間関係が深まる
秘密の露見は「浄化」のプロセスと受け止めると良い

⑦ 翌月以降の方向性（今月の行動がどう繋がるか、9月以降の準備）

10月の七赤金星は月盤「南（離）」に座し、天道の後押しも得ます。
離は易で“明らかにする・光を当てる”を示し、五行は「火」。
一方、11月は月盤「北（坎）」へ移り、坎は“内省・蓄え・再生”の水の気です。
つまり、10月＝見せる／表す、11月＝深める／整えるという流れに自然と切り替わっていきます。

年盤は通年で北（一白水星領域）に回座し、中宮は二黒土星。
火（10月）が土（年のテーマ＝基礎固め）を生み、11月の水は金（あなた自身＝七赤）から生じる相生関係（金生水）で“流れをつくる”一方、“体力や注意力が持っていかれやすい”面もあります。

このため、10月は光を浴びる行為（発表・面談・作品公開・プロフィール刷新）を恐れず進め、11月は静かな仕上げ（データ整理・台本化・台帳づくり・内密の交渉）に回すと好循環です。
南は“真実の露呈”を促すため、誇張や見栄は剥がれやすくなりますが、これは“清めて軽くする浄化”でもあります。
10月のうちに言葉と数値で成果を可視化し、11月は見直しと改訂に専念。
この二段構えが、年末の信用（七赤＝悦び・金気 → 実入り）を厚くします。

また、10月は「火剋金」の相剋で、光の当たり過ぎが眩しさ＝疲れに転じやすい時期。
意見の衝突や、無自覚な“きつい言い方”も起きやすいかもしれません。
言い切りを柔らげる言葉（〜かもしれません／ご一緒できたら嬉しいです）を添えると、南の鋭さが優しさに変わります。

11月は北の“秘密・深層”が働くため、情報管理・守秘を徹底すると良いでしょう。
暗剣殺的な“横槍”は、見せなくてよいものを見せ過ぎた時に寄りやすいので、公開範囲の線引きを。