【九星気学】二黒土星の2025年11月(11/7～12/6)の月の運勢

① 九星気学の年盤・月盤の方位配置とその意味

2025年の二黒土星は年盤で「中宮（ちゅうぐう）」に位置しています。
中宮とは、九星気学において宇宙の中心を意味する場所であり、「全ての気を受け取り、全ての気を発する」特別な座です。
中宮に入る年は、自分自身が中心に立ち、周囲の流れを統括するような立場になることを意味します。
一方で、良い意味でも悪い意味でも注目を浴びやすく、「本当の自分」が試される時期でもあります。

そして、2025年11月の月盤もまた「中宮」。
年と月が重なる、いわゆる「重ね座」の時期です。
これは、九星気学で最も強い「中心の力」が働く月。
言い換えれば、外的な運気の影響よりも、「自分の内側の状態」がそのまま現実を動かしていく時です。

つまり今月は、周囲がどう動くかよりも、「自分がどう在るか」がすべての鍵を握ります。
人に合わせすぎると疲れやすくなりますし、逆に自分本位になりすぎると孤立する可能性もあります。
そのため、「調和」と「自立」のバランスが非常に重要です。

陰陽五行で見ると、二黒土星は「土」。
大地を象徴し、柔らかく人を受け止める性質を持ちます。
そこに「中宮」のエネルギーが重なると、「中心で支える人」「調整役」「仲介者」としての使命が強まります。
家庭や職場での調整役を担うことが増えますが、その分、気疲れもしやすくなるでしょう。

ただし、ここで得られる「経験」と「責任感」は、12月（北西＝六白金星の位置）以降に大きく花開く種になります。
今月は「自分の内側を整え、中心を定める」ことが何よりの開運行動です。

ポイント

• 年盤・月盤ともに中宮＝「重ね座」の強運期
• 外的運ではなく「内的調和」が運を左右する
• 調整役・中心的存在としての役割が増える
• 自分を見つめ直し、心を整えることが開運の鍵

---

② 総合運

11月の二黒土星のテーマは、「自己確立と内なる統合」。
年盤・月盤ともに中宮という特別な配置は、「外ではなく内に向かう力」を強めます。
周囲の変化が大きくても、焦らず「自分がどう感じているか」に意識を向けることが大切です。

中宮はすべての方位と関係を持ちます。
そのため、今月はあらゆる人とのつながりや出来事の中に「自分を映す鏡」が現れやすくなります。
誰かに苛立ちを感じたとき、それは自分の中にある不安の反映かもしれません。
反対に、誰かに感謝を覚えるなら、それはあなた自身の成長が形になっている証拠です。

運気的には、「中心に戻る」「整える」「リセットする」という流れ。
動き回るよりも、今ある環境や人間関係を見直すのに最適なタイミングです。
もし、ずっと後回しにしてきたことがあるなら、今月こそ整理・完了に向けて動くと良いでしょう。

また、二黒土星の「土」の気質は、もともと「受け止め」「育てる」性質があります。
今月は特に「人を支える」「場を整える」ことに自然と導かれるかもしれません。
ですが、その優しさが行き過ぎると「依存」や「疲労」に変わるので注意が必要です。

自分をすり減らさずに他者を支えるためには、「まず自分の心を満たす」こと。
お茶をゆっくり飲む、香りを楽しむ、自然に触れる。
そうした小さな時間が、あなたの“気”を整えてくれます。

ポイント

• 今月のテーマは「自己確立と内的調和」
• 周囲の出来事は、自分の心の状態を映す鏡
• 整理・リセット・再構築に最適なタイミング
• 自分を満たしながら人を支える意識が大切

---

③ 仕事運

仕事運は、「評価と責任」がテーマです。
中宮に入ると、自分の働き方や姿勢がダイレクトに注目されやすくなります。
上司・部下・取引先など、立場の違う人たちの視線が集まりやすく、「リーダー的なポジション」や「まとめ役」としての期待が高まる時期です。

しかし、中宮は「中心」であると同時に「四方八方から影響を受ける場所」でもあります。
そのため、職場の空気や他人の感情を敏感に受けやすく、プレッシャーを感じる場面もあるでしょう。
そこで大切なのは、「全部を自分で背負わない」ことです。
二黒は“人を支える力”を持ちますが、それを一人でやろうとすると心が疲れてしまいます。
周囲に頼ることも「リーダーシップの一形態」と考えてください。

また、中宮は「整理・統括」の意味もあります。
今月は新しいことを始めるよりも、これまでの業務を整える、改善する、チームの流れを見直すのに適しています。
地道な努力が後に評価につながる運気です。

副業・独立を考えている方にとっては、「方向性を見定める月」。
動くよりも、今後の準備・計画を練ることに集中しましょう。
家庭との両立も大切な課題になります。
仕事で気を張る時間が長い分、家では意識的にリラックスし、温かい食事や家族との会話でエネルギーを補給して。

ポイント

• 評価と責任が高まる「注目の月」
• すべてを一人で抱えず、分担・協力を意識する
• 新しい挑戦よりも「整える」「改善する」ことが吉
• 家では意識的にリラックスし、心身のバランスを保つ

---

④ 健康運

11月の二黒土星は、体と心のバランスを整えることが大切な月です。
中宮は九星の中心に位置するため、すべての気の影響を受けやすく、良くも悪くも「変化が内側に溜まりやすい」時期となります。
外側からの刺激やストレスを吸収してしまい、体調に出やすい傾向があるでしょう。

特に注意したいのは、胃腸・消化器・自律神経 です。
二黒土星の「土」の気はもともと消化器を司りますが、中宮の影響で周囲の波に飲まれやすく、心配事や気遣いが続くと、胃の張りや疲労感、眠りの浅さとして現れやすいでしょう。

季節的にも11月は「秋から冬へ」と気温が急に下がり、体が冷えやすくなるため、血流の滞りにも注意が必要です。
特に女性は、冷えからくる不調（むくみやホルモンバランスの乱れ）を感じやすくなるでしょう。

心の健康面では、周囲の感情を受け取りやすく、「なんとなく疲れた」「気持ちが沈む」などの揺れを感じやすい時期です。
ですが、それはあなたの“優しさ”の証でもあります。
二黒土星は「大地」のように、他人の感情を吸収しやすいのです。

解消のポイントは、「温め」「呼吸」「静けさ」。
温かいお茶を飲む、軽く湯船に浸かる、深呼吸をする。
小さな行動が驚くほど心身を整えてくれます。

ポイント

• 胃腸・消化器・自律神経に注意
• 気温変化による冷え・血行不良をケアする
• 他人の感情を受け取りすぎないよう、静かな時間を持つ
• 温め・呼吸・休息が開運のセルフケア

---

⑤ 金運

金運面では、「整理と見直し」がテーマ。
中宮は「中心を整える」「帳尻を合わせる」という意味を持ちます。
収支や契約、財産の使い方を見直すには非常に良い時期です。

二黒土星の人はもともと堅実で、浪費を好まないタイプですが、今月は周囲からの相談や頼まれごとが多く、「情」による出費が増えやすい傾向があります。
誰かのために動くことは悪いことではありませんが、「本当に必要かどうか」を一度立ち止まって考えることが大切です。

また、中宮の作用によって「評価されるお金の使い方」も生まれやすい時です。
たとえば、職場や家庭で他人のために役立つものに投資すると、巡り巡ってあなた自身の信用につながる可能性があります。

投資・副業に関しては、今月は「種まき」や「情報収集」の段階にとどめるのが良いでしょう。
中宮の月は流動的で、外的環境に左右されやすいため、大きな判断は来月（北西＝六白金星）に回したほうが安全です。

ポイント

• 金運のテーマは「整理と見直し」
• 情による出費に注意、「必要・不要」を見極める
• 他者のためになるお金の使い方は信用運を高める
• 投資・契約は12月以降に判断するのが無難

---

⑥ 恋愛運・人間関係

恋愛と人間関係のテーマも、「中心を整える」に集約されます。
中宮は、すべての人との関わりを「鏡」に変える位置です。
つまり、相手との関係の中で「自分の在り方」が映し出される時期なのです。

シングルの方にとっては、新しい出会いよりも「自分に合う関係を見極める」時期です。
誰かと出会ったとき、「この人を通して私はどう感じているか」を大切にしましょう。
外見や条件ではなく、心が穏やかになれる相手が本物のご縁です。

パートナーがいる方は、関係の再構築がテーマ。
お互いの気持ちがすれ違っていたり、マンネリを感じている人も、「どんな関係を育てたいのか」を話し合う良いタイミングです。
中宮は「調整」のエネルギーを持ちます。
相手を責めず、穏やかに対話を重ねることが修復のきっかけになります。

また、家庭や友人関係でも「調整役」を任される場面が増えるかもしれません。
人の間に立つのは疲れるものですが、今月のあなたは“和を作る人”としての影響力を持っています。
言葉に優しさと温かさを添えるだけで、人間関係が驚くほどスムーズになるでしょう。

ただし、自分を犠牲にしてまで他人を助けようとしないこと。
相手のために動くことと、自分を大切にすることは両立できます。

ポイント

• 恋愛運は「自己確認」と「再構築」がテーマ
• シングルは“心が穏やかになる相手”が本物の縁
• パートナーとは対話と調整で関係が深まる
• 調整役としての影響力が高まるが、自己犠牲には注意

---

⑦ 翌月以降の方向性

11月の二黒土星は、年盤・月盤ともに「中宮」。
つまり「すべての気の中心」に位置しており、あなた自身が今、運勢の“ターニングポイント”に立っています。

中宮は「統括」「中心」「調整」を意味するため、今月の行動や思考は、来月以降の運気に直接影響を与えます。
ここで焦って動きすぎたり、他人に振り回されると、12月以降に迷いが生まれやすくなります。
逆に、今月中に自分の軸を整え、信頼関係や環境を安定させておくと、年末の北西（六白金星）での「リーダー運」を力強く発揮できます。

12月の北西は「責任」「地位」「評価」の場所です。
ここで花開くためには、今月の“心の整理”が不可欠。
11月に起こる出来事は、まるで「宇宙からのリハーサル」。
あなたがどんな姿勢で人と関わるか、どう責任を取るかが試されています。

また、易の理で見ると中宮は「坤為地（こんいち）」の象意とも近く、「受け入れる」「耕す」「静かに力を蓄える」性質です。
したがって今月は、「動かずして整える」「焦らずして決まる」流れ。
意識的に“立ち止まる勇気”を持つことで、次のステージにスムーズに進めるでしょう。

ポイント

• 今月は「内的整理」「軸を定める」時期
• 12月は北西＝責任とリーダーシップの運気
• 今月の誠実な行動が、来月の評価へ直結
• 「焦らず整える」「受け入れる」が開運のキーワード

---

⑧ 開運日・開運行動・開運場所・ラッキーカラー

開運日

今月のおすすめ開運日は以下の通りです：

• 11月3日（月） … 感謝を伝える・誠実な話し合いに最適。
• 11月9日（日） … 整理・断捨離・空間浄化に最適。
• 11月14日（金） … 人間関係の修復や信頼回復に吉。
• 11月21日（金） … 新しい学び・心の転換に向く日。
• 11月28日（金） … 冷静な判断と契約に適した安定日。

いずれも「中宮＝中心を整える」エネルギーをサポートする日です。
特に21日と28日は、未来の自分を見据えた行動が吉を呼びます。

---

開運行動

• 空間の整理整頓
  部屋の中心を整えることで、「気の中心」も安定します。机の上・寝室・玄関の3か所を重点的に整えると◎。
• 地に足をつける時間を持つ
  朝の散歩、裸足で大地に触れる、自然の中を歩くなど、二黒の「土」のエネルギーを活かしましょう。
• 静かな時間を意識的に作る
  喧騒を離れ、自分の内側と向き合うことで気が整い、判断力が高まります。

---

開運場所

• 神社や寺院（特に「鎮守の森」にある場所）：精神を整え、守護の力を強める。
• 南向きのカフェやラウンジ：思考を明るく前向きに保つ場。
• 庭園や緑地公園：静けさと自然の調和で心をリセット。
• 書店・図書館：知識運と内的成長をサポート。

---

ラッキーカラー

• ブラウン・ベージュ：二黒の「土」の色。安心感と安定を与える。
• ホワイト：中宮の「清浄」の象意。余計な迷いをリセット。
• ワインレッド：心の軸を強め、迷いを払う力を象徴。
• ライトグリーン：心の調和と柔らかさを保つ補色。

ポイント

• 開運日は 11/3・11/9・11/14・11/21・11/28
• 整理整頓と静寂の時間が開運の基礎
• 自然・書店・神社がパワースポット
• ラッキーカラーはブラウン、ホワイト、ワインレッド、ライトグリーン

---

⑨ 総合アドバイス

2025年11月の二黒土星のあなたへ。
この月は「年盤・月盤ともに中宮」という、人生でもそう多くはない特別な配置です。
言い換えれば、宇宙があなたに「中心であること」を促している月。

中宮のとき、人は「自分と向き合う」ことを避けられません。
周囲の問題に見えることも、実は自分の内側にある不安や期待の映し鏡です。
ですから今月は、無理に動くよりも「感じて、整えて、信じる」ことを意識しましょう。

不安や孤独を感じる瞬間もあるかもしれませんが、それは新しいステージへの“通過儀礼”のようなもの。
あなたがこれまで積み上げてきた努力や優しさは、すでに多くの人の心に届いています。自分を信じることが、未来の道を照らします。

また、「二黒土星」は「大地」を象徴します。
大地は動かずとも、すべてを育み、支えています。
今月は、あなたも“動かない強さ”を学ぶ時です。
焦らず、信念を保ち、自分を慈しむ時間を持ちましょう。

12月には「北西」へ移り、社会的責任やリーダーシップの機会が巡ってきます。
その前に、今月しっかりと「自分という土台」を整えておくことが、未来の成功を確かなものにします。

あなたの優しさは、今、強さに変わる途中です。
焦らず、ゆっくりで大丈夫。大地のように、しっかりと今を踏みしめてください。

まとめ

• 今月は「中心で整える」特別な時期
• 不安や揺れは成長の証
• 焦らず、静かに自分の軸を育てる
• 12月は責任と評価のステージへ
• あなたの優しさが“強さ”へと変わる月

2025年下半期の鑑定はこちらから