
① 九星気学の年盤・月盤の方位配置とその意味
「静けさ・内省・慎重さ」がテーマです。
2025年12月の六白金星は、月盤で【北】に位置し、しかもその北には“暗剣殺(あんけんさつ)”がかかっています。
暗剣殺という言葉だけ聞くと不安に感じるかもしれませんが、これは「他者からの予測できない影響を受けやすい」「自分ではコントロールしにくい出来事が起こりやすい」という意味であり、決して“怖い事件が起こる”というものではありません。
北は九星気学で「坎宮(かんきゅう)」。
五行は“水”、象意は「暗さ・静けさ・思考・悩み・深まり」。
この方位に入ると、六白さんの外向きのパワーが一度静まり、内側へ向かう流れが強まります。
六白金星は本来“天・責任・正義・リーダー・金の強さ”を象徴し、外向きのエネルギーが強い星。
しかし12月は北に入り、水の気が金を冷やすため、
「勢いをコントロールする時期」
「ゆっくり整えるための時間」
がテーマになります。
さらに、年盤は南(離宮=火)に位置し、火と水が向かい合う“離坎対冲(りかんたいちゅう)”の月でもあります。
火と水は五行で真逆の性質のため、
- 気持ちが揺れやすい
- 判断に迷いやすい
- 表では頑張っているのに、心は疲れやすい
といったことが起こりやすい時期です。
そして年盤の中宮には二黒土星が座り、2025年は「育てる・整える・地道な積み重ね」がテーマの年。
12月の静けさは、この一年の総仕上げとして「心と環境の棚卸し」を促してくれます。
さらに余談として、翌1月は六白金星が南西に入り“月破”。
12月と1月は「整えと慎重さ」の連続期間となるため、今月の過ごし方が来年の運気の安定を左右します。
ポイント
- 12月の月盤は【北(暗剣殺)】=慎重さ・内省の月
- 北(水)× 六白(金)でパワーが弱まり、無理は禁物
- 年盤は南(火)→ 火×水の対冲で心が揺れやすい
- 一年の整理と心の調整に最適な時期
- 翌月は南西(月破)→ 今月の慎重さが未来を守る
② 総合運
「心の声を聞き、ゆっくり整えること」がテーマです。
12月の六白さんは、外向きの行動よりも「内側の安定」が強く求められます。
北の“水”は深く静かで、物事の“根本”と向き合う力を与える一方、
暗剣殺は「他者からの影響を受けやすい」作用を持ちます。
そのため、この月は判断を急ぐより、
- 立ち止まる
- 状況を観察する
- 心を休ませる
- 無理をしない
といった姿勢が幸運につながります。
六白金星は本来「責任感の星」。
人から頼られると断れなかったり、何とかしようと頑張りすぎてしまうところがあります。
しかし12月は「やりすぎ・気負いすぎ」が運気のブレーキ。
特に暗剣殺の影響で、
- 他人のミスの巻き添え
- 誤解
- 気持ちのすれ違い
- 想定外の変更
などが起こりやすい時期です。
六白さん自身に落ち度はなくても、他者要因で振り回されやすい流れなのです。
だからこそ、今月のテーマは
「引き受けすぎない」「境界線を守る」「静けさを大切にする」。
また、北は「知恵」「浄化」「再生」の象意を持つ方位でもあります。
静けさの中で“本当に大切にしたいもの”が見えやすくなるため、
- 人間関係の取捨選択
- 来年に向けた目標の整理
- 手放したい習慣の見直し
などにはとてもよい時期です。
特に来年2026年は“一白水星”が中心に座る年。
水の気が強まる年に入るため、12月の「静けさの学び」は未来の土台になります。
ポイント
- 12月は内省・静けさ・慎重さを大切に
- 暗剣殺の影響で「巻き込まれ運」あり → 無理は禁物
- 心の浄化・人間関係の整理が進む
- 2026年の水の年に向けた準備期間
- 境界線を守ることが運気安定の鍵
③ 仕事運
「守りの姿勢と、無理をしない働き方」がテーマです。
仕事運は全体的に“慎重さ”が求められる流れです。
北(水)の月は「スピードが落ちる」「進んでいるようで停滞に見える」時期ですが、
これは悪いサインではなく、
「見直し・準備・整理のための時間」 だと捉えるとよいでしょう。
また、暗剣殺の影響で、
- 他人のミスのフォロー
- 連絡ミス
- 情報の行き違い
- 手違いによるやり直し
など、六白さんのせいではない問題に巻き込まれやすい月です。
だからこそ、
“いつも以上に確認・記録・共有を丁寧に”
これが仕事運を守る鉄則になります。
六白金星は責任感が強く、「自分がやらなければ」と抱え込む癖があります。
しかし今月は
- 一人で背負わない
- 早めに相談する
- 曖昧な指示は確認し直す
これらを徹底することで、トラブルを最小限に抑えられます。
また、北は“水”=柔らかさの象意を持つため、
“融通を効かせる”“流れに身を任せる”姿勢が吉。
普段は頑固になりやすい六白さんですが、
12月は「こだわりすぎない」ことがむしろ成功につながります。
副業や独立を考えている方は、“動く”より“仕込む”時期。
- プランの練り直し
- 知識の習得
- 人脈整理
- 方向性の再確認
こうした“水面下の準備”が、2026年に大きな花を咲かせます。
ポイント
- 巻き込まれトラブルに注意 → 丁寧な確認が必須
- 抱え込まない・相談する・共有する
- 固くならず、水のように柔らかさを意識
- 副業・独立は“準備・仕込み”に適した月
- 来年に向けた仕事の整理が吉
④ 健康運
「心身の冷えと揺らぎに気づき、整える」がテーマです。
12月の六白金星は、北(水)の宮に入り、心身が“冷え”と“揺らぎ”を受けやすい運気になります。
さらに暗剣殺の影響で、「自分では原因に思い当たらない不調」も起こりやすい時期。
北は九星の中で最も“陰”の気が強く、
- 冷え
- 腎臓・膀胱
- ホルモンバランス
- メンタル面の揺れ
などへ影響が出るとされています。
六白金星は本来、金の性質で“硬さ・強さ・ストイックさ”をもつ星。
だからこそ、つらさを「気のせい」と無視して頑張ってしまいがちですが、12月は“無視しないこと”が何より大切です。
身体のテーマ
水の気が強い時は、冷えによって“巡り”が悪くなり、
- むくみ
- 腰痛
- 背中の強張り
- 下腹部の冷え
- 不眠
が出ることがあります。
対策は、あくまで “温める・緩める・休める” の3つ。
激しい運動より、
- ゆっくり温める入浴
- ストレッチ
- 白湯
- 腰まわりを冷やさない服装
などが効果的です。
また、六白金星の象意は「肺・大腸」ですが、北の水と交わる12月は“呼吸の浅さ”や“腸の張り”にも出やすい月。
深呼吸やヨガ、発酵食品の取り入れなど、“軽く整える習慣”が吉です。
心のテーマ
北×暗剣殺で現れやすいのは、
- 気分が落ち込みやすい
- 未来への不安
- 人目が気になる
- 孤独を感じやすい
といった“心の陰影”。
でもこれは、悪いサインではなく、
「見ないふりをしていた感情が浮かび上がる時期」 というだけ。
冬に木々が静かになるように、心の整理が進んでいる証です。
焦らず、ゆっくりで大丈夫。
静かな時間を持つことそのものが、12月の心を癒します。
食と養生
- 腎をいたわる黒い食材(黒ごま、黒豆、きくらげ)
- 体を温める生姜・根菜
- 発酵食品で腸の負担軽減
- カフェイン控えめ
が吉です。
ポイント
- 12月は“冷え・揺らぎ・無理のしすぎ”に要注意
- 温める・緩める・休めるが健康の鍵
- 心の陰影は悪いものではなく、浄化のサイン
- 腎・腰・メンタルケアを最優先に
⑤ 金運
「守りの姿勢と、見直し」がテーマです。
12月の金運は、大きく増減する運気ではなく、
“整える・守る・見直す” がもっとも効果を発揮する時期です。
暗剣殺の影響で、
- 思いがけない出費
- 他者の都合による支払い
- 修理代・医療費
など、“自分の責任ではない支出”が発生しやすい時期。
これは悪い意味ではなく、「不要なものを整理するための流れ」であり、
今後のお金の巡りを良くするための浄化でもあります。
支出の整理をする月
北(水)の気が強い12月は、流れが“澄む・クリアになる”作用もあります。
そのため、
- サブスクの見直し
- 保険・契約の整理
- 年末出費の調整
- 家計アプリの更新
こうした“仕分け行動”が、金運を大きく支える月となります。
誘い・人付き合いの出費に注意
暗剣殺は「他者からの影響」がテーマ。
見栄ではなく、
「本当に行きたいか」で判断すると浪費が抑えられます。
六白金星の“責任感の強さ”が、
「断りにくさ」につながる時期でもあるため、
断る練習をしてもいい月です。
投資・貯蓄は“動かすより整える”
投資を増やすより、
- リスク管理
- 情報収集
- 過去の損益の振り返り
など“静かな点検”が吉。
貯蓄は、少額でも継続が運気を支えます。
自分の体への投資は大吉
健康運でも述べた通り、今月は「体のメンテナンス」が未来の金運を押し上げます。
・整体
・温活
・睡眠環境の改善
これらは“来年の収入安定”に直結します。
ポイント
- 他者都合の出費が起こりやすい → 仕分けで運気安定
- 見栄の出費はNG、必要性で判断
- 投資より管理・点検が吉
- 体のケアは来年の金運の土台に
⑥ 恋愛運・人間関係
「誤解を恐れず、静かに向き合うこと」がテーマです。
恋愛・人間関係は、12月特有の“北(水)×暗剣殺”の影響が色濃く出る分野です。
六白さん自身は悪くないのに、
- 相手の勘違い
- タイミングのズレ
- 連絡の行き違い
などが起こりやすく、心が揺さぶられることがあります。
これはまさに“水の揺れ”。
氷点下になる前の湖のように、水面がゆっくり波立つ時期なのです。
恋愛運
ゆっくり育てる恋が吉。
北は「深さ・静けさ・秘密」の象意があるため、派手な進展より、
- 心の深い繋がり
- 本音を確かめる時間
が大切になります。
ただし、暗剣殺により「相手の事情に引きずられやすい」ため、
無理に合わせると疲れてしまうことも。
六白さんの“強さ”が試される月ですが、
強さとは“我慢ではなく、境界線を守ること”。
既にパートナーがいる方は、
- 誤解
- すれ違い
- 連絡のズレ
が起こりやすいですが、
これは悪化ではなく、
「ここの価値観を揃えてね」という宇宙からの確認作業 のようなもの。
焦らず、時間をかけて話すことが絆を強めます。
人間関係
職場・家族・友人関係では、
- 人のミスのフォロー
- 理不尽に巻き込まれる
- 予定変更の連続
などが起こりやすい月。
しかし暗剣殺の本質は「災いではなく、他者との境界線を学ぶ作用」。
ここで学んだ“断る力”“距離の取り方”が、来年の良縁・信頼構築の大きな土台になります。
12月の恋愛・人間関係の開運姿勢
- 返事を急がない
- 冷静に相手の言葉を確認する
- 気持ちは日記に書いて整理
- ひとりになる時間も大切に
- 決断は1月の月破期が明けてからが無難
ポイント
- 誤解・行き違いが出やすい → 焦らず静かに向き合う
- 境界線を守り、無理に合わせない
- 恋はゆっくり育てる時期
- 人間関係の“距離の取り方”を学ぶ月
⑦ 翌月以降の方向性
「揺らぎから安定へ、“次の流れを整える準備”」がテーマです。
12月の六白金星は、北(水)×暗剣殺の影響で、物事がゆっくり進んだり、状況が読みにくい月です。
しかし、この“静けさ”こそが翌月1月、そして2026年の運気の土台を作ります。
来月1月は【南西・月破】
1月の六白金星は南西に入り、そこは“月破(げっぱ)”がかかります。
月破は「計画のほころび」「調整ミス」「疲れが出る」象意がありますが、
南西は“土”であり「家庭・安定・現実・形にする」の意味が強いため、
「現実の軸を整える月」 になります。
つまり、
12月の“内省・浄化” → 1月の“安定・調整”
と、流れが確かに繋がっていくのです。
だからこそ、12月に焦って動きすぎると、1月に“疲れ”として出やすく、
逆に12月に“丁寧に休み・整理する”と、1月はとても安定します。
2026年は“一白水星中宮の年”
これは「水の年」「浄化の年」「感情の年」「本音の年」。
つまり、
12月の“水の学び”が、そのまま2026年の開運スキルになるのです。
・焦らない
・流れに逆らわない
・心の声を聞く
・柔らかく過ごす
・境界線を大切にする
これらは2026年をスムーズに過ごす上でとても重要なテーマ。
12月の揺らぎは、実は未来に必要な感覚を育てている時間なのです。
今月の過ごし方が来年の運を決める
12月にやっておくと良いことは、
- 情報・連絡の整理
- 家(特に水回り)の掃除
- 心のデトックス
- 無理を手放す
- やらないことリストを作る
これらは、翌月の月破や2026年の運勢を大きく守ってくれます。
逆に避けたいのは、
- 勢いだけの決断
- 感情的な判断
- 無理を押して動く
- 新しい約束を抱えすぎる
など「重さ」になる行動です。
ポイント
- 12月は“静けさ→1月は安定”の準備期間
- 来年2026年の水の年につながる大切な“心の学び”
- 今の揺らぎは必要な内省
- 無理せず、整え、深呼吸して進むことが開運のルート
⑧ 開運日・開運行動・開運場所・ラッキーカラー
開運日
- 12月8日(大安)
→北の水の気が整い、心が落ち着く日。整理・掃除・計画に◎ - 12月14日(先勝)
→気分転換や温活に最適。小さな行動が大きな安定を生む。 - 12月20日(友引)
→人との誤解が解消しやすい日。丁寧に話すと絆が深まる。 - 12月26日(大安)
→年末の浄化日に最適。水回りの掃除が金運・健康運を底上げ。 - 1月2日(先勝)
→新年最初の“気が切り替わる日”。短い目標設定に◎。
開運行動
北(水)×暗剣殺に入る今月は、
「整える・温める・静けさを大切にする」 行動が開運します。
- 温かい飲み物を意識的に増やす
- 水回りの掃除(北の象意を整える最高の行動)
- 深呼吸・瞑想・静かな散歩
- 断れない誘いは“いったん保留”にする
- 睡眠時間を必ず確保
- SNSは控えめにし、情報に巻き込まれない
- 夜は考えすぎない(北=夜の迷いが出やすい)
六白さんは頑張りすぎる傾向があるため、
「やらない勇気」が今月最大の開運ポイントです。
開運場所
◎ 温泉・銭湯(特に“源泉かけ流し”)
→北の水の気を“温めて整える”最強の場所。
心の疲れ・体の冷え・不安の解消に効果大。
◎ 図書館・静かなカフェ
→北の象意“知恵・思考”を整える場所。
焦り・混乱が落ち着き、直感が冴える。
◎ 水辺の散歩(海・川・湖)
→水の揺らぎが心の揺れをやわらげ、気が巡る。
◎ 自宅の水回り(キッチン・お風呂・洗面所)
→整えることで“健康・金運・精神面”に直接効く。
特に 北側のトイレ・玄関 は強い浄化ポイント。
◎ 神社の「水に関わる場所」
手水(てみず)や滝のある神社は、気の浄化が早く起こり、迷いを洗い流します。
ラッキーカラー
- 黒
→腎の巡りを助け、冷えを防ぎ、気を引き締める。 - 紺
→心を静め、判断を安定させる。北の象意に合う色。 - 白
→余分なものを浄化する。六白金星そのものの色で吉。 - アイスブルー
→感情の揺れをやわらげ、心を透明に整える。
⑨ 総合アドバイス
「ゆっくりでいい、深く癒す冬」がテーマです。
12月の六白金星は、いつもの強さや責任感が少し弱まり、
「本音」「疲れ」「揺らぎ」が顔をのぞかせる時期です。
でもそれは、悪いことではなく、
“心と体を整えるために必要な弱さ” です。
北=水の宮は、
- 明け方
- 冬
- 心の静けさ
- 深い癒し
の象意を持ちます。
この月に焦ると、
水が凍ってしまうように、心が固まりやすくなります。
だからこそ、
- ゆっくり
- 丁寧に
- 無理なく
- 自分のペースで
過ごすことが、何よりも大切です。
六白金星は本来“天の星”。
強く、責任感があり、誠実で、真っすぐな人。
だからこそ、弱さを見せるのが苦手です。
でも12月は、弱さを受け入れることで運が開きます。
泣くことも、休むことも、誰かに頼ることも、六白さんをより強くします。
そしてこの静かな1ヶ月は、
来年2026年の“水の年”に向けて、
あなたの感受性と直感を磨く大切な準備期間。
どうか焦らず、
“温かいものを抱きしめるように”
自分に優しくしてください。
あなたがゆっくり息を整えるほど、
未来の運はしっかりと整い、
1月・そして来年の飛躍へとつながります。
ポイント
- 弱さの肯定が開運の鍵
- 比べず、焦らず、温かく過ごす
- 水の揺らぎは未来の直感を育てるサイン
- 今月の休息が、来年の飛躍につながる
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