七赤金星、2025年9月(9/7~10/7)の運勢

2025年9月の方位盤

① 九星気学の年盤・月盤の方位配置とその意味

2025年の年盤では、七赤金星は「北」に回座しています。
そして、9月の月盤では「北東」に位置します。
年盤の中宮には二黒土星が座しており、「基盤を固める」「努力と忍耐」を示す一年。
その流れを受けて、七赤金星の人は一年を通じて“内面を見つめ直す”ことが大きなテーマになっています。
さらに9月は月盤で「北東」に移るため、“変化・転換”のエネルギーが強くかかります。

北の象意は「水」であり、静かさ・内省・秘密・再生を意味します。
一方で北東は「艮(ごん)」の方位で、“山”を象徴し「停止と始まり」「古きを断ち新しきを生む」という意味を持ちます。
つまり、今月は「心を深く見つめ直し、過去を整理して、新しい流れに移る準備をする」時期だといえます。

ただし、北は「定位対冲」で七赤金星にとって本来の居場所ではなく、また北東は“変化”を促す方位であるため、運気は少し不安定さを伴うかもしれません。
しかし、この不安定さこそが新しい未来へと進む前触れです。
陰陽の理から見れば、暗さが極まるほどに陽の光は近づいています。

ポイント

  • 年盤「北」:内省・再生・秘密・忍耐の影響を受ける
  • 月盤「北東」:変化・転換・古きを断ち新しきを始める
  • 年盤中宮「二黒土星」:努力・土台固め・現実を見つめる年
  • 全体的に「変化前の整理」と「心の準備」が大切な月

② 総合運

七赤金星の2025年9月は「変化のための静かな準備期間」といえます。
華やかさや交流を象徴する七赤金星にとって、北の冷たい水の気は少し居心地が悪いかもしれません。
人との関わりよりも、自分自身の心の中に深く潜るような流れが強まります。

特に「北」は“冬の気”を帯びる方位。
外に出て活動するよりも、温め、養うことに向いています。
外からの評価や成果を焦るよりも、内側を充実させることで、次のチャンスが訪れたときに大きな力を発揮できるでしょう。

一方、月盤の「北東」は“変化・改革”を象徴するため、思わぬ環境の変化や、人間関係の区切りが出てくるかもしれません。
最初は不安を感じやすいですが、「終わり」は「始まり」に繋がっています。
大切なのは「何を残し、何を手放すか」を見極めることです。

七赤金星はもともと“悦び・社交・楽しさ”を象徴する星です。
そこに水の気と艮の変化が作用するため、“楽しみの形を変える”“人との付き合い方を整理する”といったテーマが浮かびます。
例えば「無理に付き合ってきた人間関係を見直す」こともよいでしょうし、「お金や時間の使い方を変える」ことも今月の大きなポイントです。

ポイント

  • 「内省と準備」の月であり、外での成果より心の整理が大切
  • 環境や人間関係で変化が起こりやすいが、それは新しい始まりにつながる
  • 無駄を整理し、大切なものを見極めると運気が整いやすい
  • 七赤金星らしい「楽しみ方」を無理なく再定義することが吉

③ 仕事運

仕事においては「変化」「整理」「準備」がキーワードです。
年盤北と月盤北東の影響により、“今までの流れを一度止めて、新しい方向に切り替える”動きが出やすい月
急な異動や仕事のスタイル変更、または家庭の事情で働き方を見直すことになるかもしれません。

七赤金星は本来“話すこと”“人を喜ばせること”が得意な星。
そのため、営業・販売・広報など、人との交流が中心の仕事で輝きます。
ただし今月は北の水の気で“閉じる”エネルギーが強いため、「人に合わせて頑張りすぎる」ことが心身の負担になりやすいのです。

むしろ今月は「未来に備える知識や技術を磨く」「内側の力を養う」ことが運を強めます。
新しい資格取得の勉強や、副業の準備など“表に出ない努力”が後々大きな実りに繋がります。
また、北東の「変化」の力を活かすなら、「思い切ってこれまでのやり方を変える」こともおすすめです。

家庭と仕事の両立についても、バランスを取り直す時期です。
家庭に寄り添うことで、心の安心感が高まり、仕事での変化にも落ち着いて対処できるでしょう。

ポイント

  • 今月は「努力の見直し」「働き方の整理」がテーマ
  • 人間関係よりも「スキルアップ」「準備」が成果につながる
  • 環境の変化に柔軟に対応することで、新しい流れが開ける
  • 家庭を大切にすることが仕事の安定にもつながる

④ 健康運

2025年9月は、七赤金星にとって「心身を冷やしやすい」時期です。
年盤で北に回座しているため“水の気”が強まり、冷えや循環の滞りに注意が必要です。
女性にとっては特に「冷え性」「ホルモンバランス」「泌尿器系・腎臓系」の不調が出やすい時期ともいえます。

季節的にも秋の入り口であり、夏の疲れが身体に残りやすい時期。
冷たい飲み物を摂りすぎたり、夜更かしを重ねたりすると、免疫力が下がってしまうかもしれません。
また、北の象意は“心の悩み・秘密”を表すため、人には言えない小さな不安や心配事を抱えやすく、精神的に内にこもる傾向も強まります。

健康を整えるためには「温める」「休む」「静けさを大切にする」ことが何よりの薬です。
例えば、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる、温かいお茶で一息つく、夜は早めに休む。
そんな小さな工夫が心身の安定につながります。
心の疲れを感じたときには、無理に人に会うのではなく「自然の中で一人時間を持つ」ことも良いリセット法です。

ポイント

  • 冷えや循環の滞りに注意(腎臓・泌尿器・ホルモンバランス)
  • 夏の疲れを持ち越しやすいので「温める習慣」が吉
  • 精神的には「人に言えない不安」を溜めやすいが、静かな時間が癒しとなる
  • 自然に触れる・睡眠を整えることが健康運を高める

⑤ 金運

金運は「見直し」と「堅実さ」がテーマになります。
七赤金星は本来“楽しみや社交”を象徴するため、人と一緒に過ごす時間で自然と出費が増える傾向があります。
しかし今月は北と北東の影響で「整理・転換」が求められるため、無駄遣いを控えてお金の流れを整えるとよいでしょう。

特に今月は「衝動的な買い物」に注意です。
気分を満たすために物を買っても、後で後悔する可能性があります。
その代わりに「未来につながる投資」に目を向けると金運は安定します。
例えば資格取得のための勉強費、体調を整えるための健康グッズ、家庭のための備えなど。
これらは単なる支出ではなく、将来の自分を支える“貯金のようなもの”です。

また、北の象意である“秘密”が金運にも影響するため、「隠れた収入」や「思わぬところからの臨時収入」が舞い込む可能性もあります。
ただし、それをそのまま使うよりも「蓄える」「整える」方向に活かすと良い循環が生まれます。

ポイント

  • 無駄遣い・衝動買いは避け、支出を整理することが大切
  • 投資は「学び・健康・家庭」など未来につながるものに吉
  • 臨時収入があった場合は使うより貯める方が運気を整える
  • 「堅実さ」が今後の大きな財運につながる

⑥ 恋愛運・人間関係

恋愛運・人間関係においては、「深まり」と「整理」が同時に訪れる月です。
北の気は“秘密・内面・深層心理”を意味するため、表面的な楽しさや軽い付き合いは停滞しやすい一方で、心から信頼できる人との関係はぐっと深まる可能性があります。

恋愛中の方は「本当にこの関係を大切にしていいのか」を考える機会になるかもしれません。
相手の気持ちを探るよりも、自分の心が安心できるかどうかを基準に判断するとよいでしょう。

出会いを求めている方は「静かな場所」「学びの場」にご縁が隠れています。
華やかなパーティーよりも、共通の趣味や学びを通じて知り合った人との出会いにチャンスがあるでしょう。

また、北東の“変化”が人間関係にも作用するため、これまでの縁が一区切りする可能性もあります。
たとえば、無理に合わせていた友人との距離を自然に置くことになるかもしれませんが、それは悪いことではなく、新しいご縁を迎えるための整理です。

家族に関しては「頼り頼られる」関係が強まります。
特に両親や年上の人との関わりにヒントが隠れているため、相談や交流を意識すると良い流れが生まれるでしょう。

ポイント

  • 恋愛は「浅い縁よりも深い縁」に注目する時期
  • 出会いは「学び・趣味・静かな場」にチャンスあり
  • 無理な人間関係は整理が進むが、それは新しいご縁への準備
  • 家族や年上との関わりが心の安定につながる

⑦ 翌月以降の方向性

2025年9月は「整理」と「変化の準備」の月でした。
ここで心や環境を整えておくことが、10月以降の流れを大きく左右します。

10月は七赤金星が月盤で「南」に移り、“明るさ・表現・注目”のエネルギーを受けます。
9月に内面を整理し、手放すべきものを手放しておけば、10月からの「表に出る流れ」にスムーズに乗れるでしょう。
逆に、今月の課題を放置したままでは、10月に人からの注目が集まったときに疲れや迷いが強まってしまうかもしれません。

つまり9月は「根を深く張る時期」、10月以降は「花を咲かせる時期」です。
土台がしっかりしていれば、その後の成長は自然と加速していきます。

ポイント

  • 9月に「整理・準備」をすることで、10月以降の発展がスムーズに
  • 今月の課題を放置すると、次月に迷いや不安が表に出やすい
  • 「根を張る9月」→「花を咲かせる10月」につながるイメージを持つとよい

⑧ 開運日・開運行動・開運場所・ラッキーカラー

開運日

2025年9月の七赤金星にとっては、「内省」と「変化」のエネルギーが強い日が開運日となります。
特に9月8日(月)・9月17日(水)・9月26日(金)は、月盤と日盤の調和が起こりやすく、静かな決断や整理に向いているでしょう。

開運行動

  • 整理整頓:家の中の古いもの、使わなくなったものを手放す
  • 温活:白湯・温泉・岩盤浴で体を温め、気を巡らせる
  • 静かな学び:読書・資格勉強・瞑想など、自分を深める活動
  • 自然の中で過ごす:特に山や高台(北東=艮の象意)で心をリセット

開運場所

  • 北東方位にある神社や山、温泉地
  • 図書館・書店など静かな学びの場

ラッキーカラー

  • :浄化と整理の力を強める
  • 紺・黒:北の水の気を整え、冷静さを与える
  • オレンジ:心を温め、人との縁を明るくつなぐ

ポイント

  • 静けさや整理が開運につながる
  • 北東の山や神社など「変化と再生」の場が吉
  • 色は「白・紺・オレンジ」をバランスよく取り入れるとよい

⑨ 総合アドバイス

七赤金星の2025年9月は、「心を深め、過去を整理する月」といえます。
楽しいことや交流が少し停滞するかもしれませんが、それは運気の流れに沿った自然なプロセスです。
表面的な華やかさが薄れる代わりに、本当に大切な縁や、自分自身の内なる力を見つめる時間を与えられています。

変化の時期は誰でも不安を感じます。
しかし、北と北東の気は「止まることで新しい始まりを迎える」ことを教えてくれています。
焦らず、ゆっくり、自分を大切に過ごすことが未来の運を呼び込みます。

また、七赤金星は「楽しみ・悦び」の星。
今月はそれを「静かな楽しみ」へと切り替えることが幸運の鍵です。
読書、映画、心地よい音楽、温かい食事。
小さなことを大切にすると、心は穏やかになり、未来への活力が自然と湧いてくるでしょう。

最後に、もし今「停滞している」と感じても、それは「次に進むための休息」なのだと覚えていてください。
休むこともまた、前進の一部です。

ポイント

  • 今月は「整理と内省」が中心テーマ
  • 不安や停滞は「新しい始まり」の前触れ
  • 七赤金星の持つ「楽しみ」を静かな形で取り入れると心が整う
  • 焦らず、自分を大切にする姿勢が未来の運を強める

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