七赤金星、2025年8月(8/7~9/6)の運勢

① 九星気学の年盤・月盤の方位配置とその意味

2025年の年盤では、七赤金星は「北」に回座し、月盤では「西」に位置しています。
この配置は、九星気学の中でも特に内省と見直しの時期を象徴する配置となります。

年盤の中宮には「二黒土星」が座し、土の気が全体に満ちる年。
七赤金星にとっては、陰の水の気(北)と金の気(自身)との関係から、内面の浄化や人間関係の整理が促されるでしょう。
また、月盤で「西」に回座することは、七赤金星の“本来の定位”と一致します。

このため、自身の本質や魅力が自然と表に出やすくなる一方で、甘えや依存、欲望といった感情も強まりやすくなります。
感情の浮き沈みに注意し、内外のバランスを整えることが今月の大きなテーマです。

さらに、「北」は“水”の気であり、感情・潜在意識・秘密の領域を司ります。
一方の「西」は“喜び・金銭・遊び・人間関係”と関わるため、「何を心から楽しめているのか」「本当の満足はどこにあるのか」といった深い問いを自分に投げかける必要があるでしょう。

【押さえておきたいポイント】

・本命星が「西」に回座=自分らしさが強く出る月
・年盤では「北」に位置=感情・過去・潜在的テーマが表面化
・“金”と“水”の気の関係=変化と手放しの必要性
・中宮が二黒土星=慎重・堅実な姿勢が運気の安定を導く

② 総合運

今月の七赤金星の方にとっては「自分らしさを再確認し、心からの喜びを選び直す」ことがテーマとなります。

月盤で本来の定位である「西」に戻ることは、一種の“ホームポジション”への帰還を意味します。
これは、無意識に溜まった疲れやストレスを一度リセットし、自分らしい価値観を取り戻すチャンスとも言えます。
しかし、年盤では「北」に回座していることから、外向的に振る舞っているつもりでも、心の奥では“本当にこれでいいの?”といった揺らぎが生じやすい時期です。
表面的な楽しさに流されすぎると、後で虚しさを感じてしまうかもしれません。

だからこそ今月は、“心から満たされること”に正直になることが大切です。
この月は、「手放すことで空いたスペースに新たな喜びが入ってくる」という運気でもあります。
過去の人間関係や習慣、見栄など、もう必要のないものを整理することで、軽やかで喜びに満ちた未来が開けてきます。

【行動の指針】

・「本当の楽しさとは何か」を自分に問い直す
・表面的な楽しさより「心の満足感」を優先する
・人付き合いは“広く浅く”より“深く誠実”に
・過去や感情を整理する時間を意識的にとる
・リセット&再起動がテーマ:断捨離や見直しの好機

③ 仕事運

仕事においては、“結果を急がず、着実に丁寧に進める”ことが肝心な月です。
今月の七赤金星は、自分の本質的な魅力がにじみ出るタイミングでもあるため、人からの評価や注目を得やすい反面、「自分ばかりが頑張っている」と感じやすくもなります。

北の配置は「沈思黙考」「再検討」の意味を持つため、これまで積み上げてきた仕事のやり方や関係性を再構築するチャンスでもあります。
表面的には物事が進みにくく感じても、それは運気が“再調整”のフェーズにあるから。

あえて一歩立ち止まり、無理に前に出ようとせず、内面の整えを優先するとよいでしょう。

副業や独立を考えている方は、「まずは情報収集と人脈の整理」が先。
動く前の土台作りが運命を左右します。

家庭との両立については、今月は“甘え”や“依存”が出やすいため、過度な期待はNG。自分のペースを守ることが重要です。

【実践アドバイス】

・仕事の成果より「プロセスの精度」に意識を向ける
・自分らしい働き方を見直すには最適な月
・独立準備は「人・情報・環境」の整理から
・同僚との会話や雑談から重要なヒントが生まれる可能性あり
・「頼りたいけど頼りすぎない」距離感を意識

④ 健康運

今月の健康運は「心の疲れが身体に現れやすい」時期となります。
七赤金星は“金”の気を持ち、肺や喉、皮膚、腸などの器官に影響が出やすい傾向がありますが、今月は北の「水」の気と重なることで、冷えや代謝の低下、自律神経の乱れにも注意が必要です。

特に「心の奥で抱えていたこと」が表に出やすいため、無意識のうちに気疲れや孤独感を感じやすいタイミング。
頑張っているのに報われないと感じたり、誰にも理解されないと感じたりするかもしれません。

そうした時は、身体からのサインに丁寧に耳を傾けることが大切です。
また、月盤が「西」にあることから、外食やお酒、甘いものなど“楽しいけれど身体に負担がかかるもの”に惹かれやすくなります。
気分転換に頼るのではなく、心から安心できる人との対話や、自然とのふれあいを意識して取り入れてみてください。

【健康のための行動ポイント】

・「冷え対策」を万全に:足首や首元を温めて
・「甘い誘惑」に注意:腸と肌に影響が出やすい
・睡眠の質を整える:夜のスマホ断ち、白湯習慣がおすすめ
・疲れは心から来ている可能性大、感情の整理を習慣に
・リラクゼーションよりも“心の浄化”を意識したセルフケアを

⑤ 金運

七赤金星はもともと“金”の象意を持つことから、お金に関しての感覚は鋭い方が多いですが、今月は「楽しいことにお金を使いたくなる」傾向が強くなります。

西の象意が“飲食・遊興・対人関係”に関連するため、「ご褒美消費」や「付き合いでの出費」が増えるかもしれません。
一方で、年盤が「北」にあることで、見えないところにお金が流れやすくなります。

たとえば、サブスクリプションの解約忘れや、知らない間の引き落とし、ローンや税金の未払いなど、“気づきにくい金の動き”には要注意です。
また、今月は「浪費の癖を見直す」よい機会でもあります。
なぜその出費をしたのか、その背景にある感情や思考に目を向けることで、

自分にとって本当に価値のあるお金の使い方が見えてくるでしょう。
買い物をする前に「これは心を豊かにするだろうか?」と自問するクセをつけることが開運の鍵です。

【金運アップのためのヒント】

・「本当に必要か?」と自問してからお金を使う習慣を
・固定費の見直しが吉:無意識の支出に光を当てて
・“人のため”の出費はほどほどに、自分の未来投資を優先
・金運は「使い方」次第で大きく変わる=金の“循環”を意識
・現金やアナログでの管理に切り替えると金運安定

⑥ 恋愛運・人間関係

今月の人間関係には、喜びと再確認の両方が訪れるでしょう。
月盤で「西」に回座している七赤金星は、人と関わることが楽しく感じられる時期。

笑い合える仲間との時間が増え、恋愛や出会いにも追い風が吹きます。
ただし、年盤で「北」に位置する影響から、心のどこかで「本当にこの人でいいの?」「言いたいことが言えていない」といった感情がふと浮かんでくることも。
これは、潜在意識が「本当のつながり」や「自分らしさを保てる関係」を求めている証です。

恋愛においては、軽やかな関係を楽しむのもよいですが、「本心を伝える勇気」も今月の鍵となります。
気持ちを押し込めるのではなく、丁寧な言葉で伝えることで、関係がぐっと深まるでしょう。

家族や長く付き合っている人との間では、過去の感情がよみがえりやすくなりますが、それもまた「今のあなたに必要な対話のきっかけ」です。
対話を避けず、心を開いて向き合ってみてください。

【愛と関係性を整えるヒント】

・“楽しい時間”と“本音の対話”をバランスよく持つ
・心の奥に湧く違和感を無視せず、丁寧に言葉にする
・過去の関係に再び向き合う好機、再接続も吉
・無理に合わせるより“心地よい距離感”を大切に
・恋愛においては“選ばれるより、選ぶ”感覚を意識して

⑦ 翌月以降の方向性

8月は「自分自身を見つめ直す月」であり、9月以降の運気の流れにとって非常に重要な土台づくりの期間となります。

翌月の2025年9月には、七赤金星は月盤で「北西(乾)」に移動します。
この方位は“決断・社会性・結果・責任”と深く関係するため、9月は「選択と行動の月」となります。
そのため、8月は“自分が何を手放し、何を大切にしたいのか”を見極める期間となります。

この準備ができていれば、9月には迷いなく方向性を定め、力強く一歩を踏み出すことができるでしょう。

特に人間関係においては、今月見直したり、距離を取ったりした相手との関係性が、9月以降に再構築される可能性もあります。
そのため、感情的に関係を切るのではなく、冷静で丁寧な対話や距離の取り方を心がけることが大切です。

【9月への備えとして意識したいこと】

・「自分にとって本当に大切な人・価値観」を再確認する
・決断を急がず、内面の整理を優先する
・“保留”にしたことは、来月以降の課題としてリスト化しておく
・人間関係は“白黒”つけず、“間”を持たせておくことで再縁の可能性も
・心の迷いは記録や日記に書き出して可視化することで整理しやすくなる

⑧ 開運日・開運行動・開運場所・ラッキーカラー

8月の七赤金星は、月盤で“定位=西”に戻ることから、運気が巡りやすいと同時に、調子に乗りすぎると運を逃しやすいという“表裏一体”の月です。
だからこそ、「開運の鍵」は、“静と動”“表と裏”のバランスを取ることにあります。

【今月の開運日】

  • 8月7日(水):月盤・日盤ともに調和の取れた配置。新しい人脈や契約、嬉しい情報が舞い込みやすい。
  • 8月13日(火):感情面がクリアになりやすく、思いがけない再会や気づきが得られる日。
  • 8月22日(木):地に足をつけて行動できる日。大きな決断よりも“下準備”が吉。
  • 8月28日(水):西方位が強まるため、「喜び」や「人と食事を楽しむ」など、心が満たされる行動が効果的。
  • 8月31日(土):心の整理が進みやすい日。ひとりで過ごす時間が癒しと気づきを与えてくれる。

【なぜこの日が良いのか】
それぞれの日は、日盤と月盤の九星が調和し、かつ七赤金星の象意(喜び・交流・美意識)とリンクする気が流れています。こうした日は「流れに乗る」ことができ、少しの行動が未来を大きく変える可能性を秘めています。

【今月の開運行動】

・笑顔で食事をする=“西”の気を活性化
・音楽を楽しむ=七赤金星の象意に通じる
・お金や物の整理整頓=金の気を整える
・手紙やメッセージで“感謝”を伝える=人間関係運を活性化
・夜、感情日記をつける=北の“内観”の気を活かす

【開運方位】

  • 西方位:自分らしさ、楽しみ、人間関係の充実につながる
  • 北東(鬼門):整理・改革の気が流れるため、断捨離や転機の計画に良い方位

※旅行やお出かけの際は、この方位を目的地に含めると良い気を得られます。

【ラッキーカラー】

  • ホワイト・ゴールド・ピンク
     - 白は浄化とリセットの象徴。金は財・評価・輝き。
     - ピンクは愛情や自己受容を促す色で、心のケアに◎。

【色の取り入れ方】
・ハンカチやネイル、スマホケースなど“小物”に取り入れる
・花やアロマなど“視覚+嗅覚”で五感に働きかけるとより効果的
・ラッキーカラーの服を「開運日」に身につけると運気UP

⑨ 総合アドバイス

この8月は、七赤金星の方にとって「原点回帰」と「心の整理整頓」がテーマの月です。
自分らしさが自然と出てくる一方で、内面の揺れも同時に起こりやすく、喜びと不安が交錯するような感覚があるかもしれません。
ですが、それは「あなたが次のステージに進む準備をしている証」です。
嬉しいこと、楽しいこと、少し切ないこと。
どれもあなたに必要な“問いかけ”なのです。

だからこそ、今月は「ゆっくり、深く、自分と向き合う」ことが何よりの開運行動となります。
焦らず、比べず、自分のリズムを大切にしましょう。

また、人との関わりでは“笑顔”が何よりのパワーになります。
軽やかに会話を楽しみながらも、自分の気持ちを丁寧に扱い、心が疲れたら無理せず“ひとり時間”を取ってあげてください。

【今月をよりよく過ごすための心構え】

・「迷い」は未来のヒント、焦らず味わう
・「心の声」を丁寧に聴くことが、人生の選択力を育てる
・他人より「過去の自分」と比べてみると、成長が見える
・“喜び”は心の中にあると気づけたら、それが運の始まり
・何があっても、「大丈夫、私はここにいる」と自分に語りかけて

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