① 七赤金星の方位配置とその意味
七赤金星は九星の中で【西】の方位に定位します。
西は「収穫」「成果」「悦び」「社交」を象徴する場所であり、人生の中で言えば“豊かさを味わう”ポジションです。
この方位に本命星を持つ七赤金星の方は、「楽しむこと」「人と繋がること」「言葉で伝えること」に大きな力を持ちます。
そしてそれは、五行では「金(陰の金)」にあたり、キラキラと輝く宝石のような存在感、柔らかくもしっかりとした影響力を表します。
陰の金は、陽の金(六白金星)のような硬さではなく、「洗練・洒脱・華やかさ・繊細さ」を備えた性質。人との距離を縮めるのが上手く、親しみやすく、明るく周囲を照らすことができる星です。
また、西の方位は「夕方」「実りの時間」を象徴し、物事の“仕上げ”や“表現”に関わるタイミングを意味します。
七赤金星の人にとっては、「成果を楽しむ」「表現して喜びを広げる」ことが人生のテーマとなるでしょう。
【ポイント・行動指針】
- 七赤金星は「西」に定位し、悦び・社交・実りの象意を持つ
- 五行では「陰の金」=洗練・優美・柔らかい金属のような魅力
- 人と繋がることで運が開ける「社交の星」
- 成果を味わい、分かち合うことでさらにエネルギーが巡る
- 「楽しむこと」が自然と周囲への恩恵にもつながる星◎
② 七赤金星の基本的な性格
七赤金星の方は、「明るく華やか」「社交的で会話上手」「感受性が豊か」な人です。
人と接する中で自然と笑顔を引き出し、場をなごませる力に恵まれています。その魅力は押しつけがましくなく、周囲に安心と楽しさをもたらす“柔らかな磁力”のようなもの。
また、言葉にセンスがあり、相手の気持ちをくみ取る力も高いため、知らず知らずのうちに「相談役」や「ムードメーカー」として頼られる存在になることも多いでしょう。
ただし、感受性が豊かゆえに「空気を読みすぎて疲れる」「本音を隠してしまう」といった面も見られます。
表面的には明るく振る舞っていても、心の中では「わかってもらえてない」と孤独を感じることもあるかもしれません。
また、七赤金星は「悦びの星」であると同時に「欲望」や「物質的な豊かさ」にも敏感な星。人との比較や承認欲求に振り回されると、自己否定に繋がってしまうので、自分の中の“素直な楽しみ”を大切にすることが、軸を保つカギになります。
【ポイント・行動指針】
- 明るく社交的、人を惹きつける「言葉の星」
- 人との距離感が絶妙で、柔らかく関係を築くのが得意◎
- 空気を読みすぎて「疲れる・自分を抑える」傾向あり
- 人と比べるより、「自分の悦び」を大切にすると◎
- “楽しい”という感情が、最もあなたらしさを引き出す源泉に
③ 七赤金星の特徴
七赤金星の最も大きな特徴は、「楽しさ」「言葉」「豊かさ」に対する感度の高さです。
それは単なる軽さではなく、“人生を味わう感性”にとても優れているということ。人とのつながりから喜びを生み出し、それをさらに広げていく天性の力を持っています。
また、七赤金星は「悦びを分かち合う」使命を持つ星。そのため、無意識に「どうすればみんなが笑顔になるか」「どうすれば心が動くか」を感じ取って行動しています。
たとえば、職場で気配りができたり、家庭では場を和ませる工夫を自然に行えるタイプです。
一方で、その繊細さゆえに「寂しさ」「孤独感」「不安」にも敏感で、笑顔の裏に心の揺れを抱えていることもあります。
そのような時ほど、「誰かのため」ではなく「自分の心が喜ぶこと」に戻ってみると、エネルギーが回復し、本来の軽やかさが戻ってきます。
さらに、七赤金星は「口」が象徴でもあるため、“発信”や“表現”を通じて運気を高めることができます。SNS・ブログ・講師・歌など、声や言葉を使う活動は、特に開運効果が高いでしょう。
【ポイント・行動指針】
- 人生の悦び・表現・楽しみを引き出す「感性の星」
- “人を喜ばせる”ことに天賦の才あり◎
- 人知れず孤独を感じやすいため、「自分へのご褒美」を忘れずに
- 発信・表現が開運アクション。「伝えることで運が巡る」
- 自分の喜びが、周囲にも自然と広がっていくことを信じて◎
④ 七赤金星の苦手なことやモノ
七赤金星の方が苦手としやすいのは、「無愛想な環境」「感情を無視されること」「努力の成果を認められないこと」、そして「孤独感」です。
人とのつながりや“共に楽しむ空気”が何よりの活力源になるため、コミュニケーションが遮断されたり、無機質で閉塞的な環境では、気持ちが沈みがちになります。
また、七赤金星は「悦び」「成果」「美しさ」に強く惹かれる星。そのため、過度に禁欲的な雰囲気や、成果を見てくれない職場では、やる気が低下してしまうことも。
「ちゃんと評価してもらえた」「あなたの言葉で元気が出た」――そんなフィードバックがあると、より一層本領を発揮できるタイプです。
さらに、人の気持ちに敏感であるがゆえに、「傷つきやすさ」や「空気の読みすぎ」によるストレスも生じやすい傾向があります。
無理に合わせすぎず、「自分も心地よいか」を軸に人と接することが、精神の安定につながります。
【ポイント・行動指針】
- 冷たく無感情な環境では、気持ちが委縮しやすい
- 成果や努力を無視されると、モチベーションが下がりやすい
- 「評価されたい」という気持ちが強く、承認不足に弱い傾向あり
- 他人に合わせすぎず、「自分が心地よいか」で人間関係を選ぶ◎
- 孤独を感じたら、「誰かと話すこと」から立て直してみて
⑤ 七赤金星の向いている職業
七赤金星の方に向いているのは、「人と関わる仕事」「言葉を使う仕事」「美的センスを活かせる仕事」です。
社交性と表現力を備えているため、人前で話す・伝える・もてなす場面で輝きやすく、人の笑顔や反応がダイレクトに伝わる職種では特に大きな力を発揮します。
具体的には、アナウンサー・司会・販売・広報・接客業・営業職・イベント運営・美容・芸能・講師業・カウンセラーなど、会話や接点がある仕事全般が好相性です。
特に、場の雰囲気を読み、調和を保つ力に長けているため、「おもてなし」や「場づくり」が重要な業種では欠かせない存在となるでしょう。
また、七赤金星は「金運の星」でもあるため、金融・保険・投資・不動産などの「お金」に関する仕事に関心を持つ方も多く、向いています。
数字や利益だけでなく、「人と喜びを分かち合えるか」を重視する姿勢が、結果的に信頼や収入につながりやすくなります。
【ポイント・行動指針】
- コミュニケーション重視の職種(接客・営業・広報など)が好相性◎
- 美容・芸術・芸能など、「表現」「感性」を活かす分野でも輝ける
- 言葉で伝える仕事(講師・司会・ライター)なども天職になりやすい
- 金融・不動産など「豊かさ」と関わる職業にもご縁あり
- 「人の喜び」が直接伝わる現場が、運気をどんどん高めてくれる
⑥ 七赤金星のおすすめしない職業
七赤金星の方にあまりおすすめできないのは、「人との関わりが希薄な仕事」「成果が見えにくい長期的な作業」「孤独や無表情を強いられる環境」です。
たとえば、無言で行う工場ライン作業や、研究・分析などの孤独なデスクワーク、あるいは閉鎖的で上下関係が厳しすぎる職場などでは、持ち前の感性が活かされにくく、運気が停滞しやすくなります。
また、七赤金星は「感性で動く星」。論理や効率だけを優先する風土では疲れがたまりやすく、仕事が「数字のため」「成果のため」だけになると、心が空っぽになるような感覚に陥ることもあります。
感情や人との交流が置き去りになるような環境には、注意が必要です。
もちろん、短期間であればどんな仕事でもこなす器用さは持っていますが、「長く続けたい」と感じられない仕事は、心のエネルギーを削ってしまいます。
「人に関わるかどうか」「感情が動くかどうか」が、仕事選びの大切な基準になります。
【ポイント・行動指針】
- 人との交流が乏しい仕事では、運が停滞しやすい
- 冷たく機械的な環境では、感性が枯れてしまう
- 「成果が見えにくい作業」や「閉鎖的な風土」は苦手
- 論理だけで回る職場より、「共感や感情」が尊重される環境が◎
- 「誰かのためになる」「喜びを分かち合える」が仕事選びのカギ
⑦ 七赤金星のカラー
七赤金星のラッキーカラーは、「ピンク」「オレンジ」「ゴールド」「ベージュ」など、“華やかさ”と“柔らかさ”を持つ色です。
これらの色は、七赤金星の持つ「悦び」「魅力」「社交性」と響き合い、あなたの良さを自然と引き出しながら、人との縁を心地よく育んでくれる助けとなります。
まず、ピンクは「愛」「優しさ」「可愛げ」を象徴し、特に“自分を大切にしたい”ときに力を貸してくれる色です。人との距離が近くなりすぎて疲れたとき、ピンクを取り入れることで自己回復のサポートになります。
オレンジは「社交性」「元気」「表現力」を活性化してくれるカラー。気分を明るくし、会話や交流をスムーズにしてくれるため、人前に出るときに取り入れると良いでしょう。
ゴールドは七赤金星の五行「金」との親和性が強く、「豊かさ」「自信」「洗練された輝き」を引き出してくれます。アクセサリーや小物で取り入れると、金運や人気運を整える助けになります。
【ポイント・行動指針】
- ピンク:自分に優しくなりたい時に◎ 癒しと愛をもたらす
- オレンジ:元気や社交性を高めたい時に◎ 会話が円滑に
- ゴールド:金運アップと“輝き”を引き出す色。小物に取り入れて◎
- 華やか&温かみのある色が、七赤金星の本質と調和する
- 「可愛さ」や「豊かさ」を遠慮せず楽しむことが、運気上昇のカギ
⑧ 七赤金星の開運行動
七赤金星の方にとっての開運行動は、「笑うこと」「発信すること」「自分の“好き”を味わい尽くすこと」です。
悦びの星である七赤金星は、喜びや楽しさが波のように人生を運んでいくエネルギー。その波を自分から作っていくことで、自然と運気がめぐり始めます。
まず大切なのが、「笑顔」。誰かの冗談に笑うのでも、自分の好きなことに触れて微笑むのでもOKです。笑顔を意識すること自体が、気の流れを明るく整える力を持っています。
次に、「発信」すること。七赤金星は“口”や“表現”にご縁がある星なので、SNS、日記、話すことなど、自分の言葉で「思い」や「経験」を伝えると運が整います。
フォロワーの数ではなく、“心を込めた言葉”を大切にするのがポイントです。
そして何より、「自分が好きなこと」を丁寧に味わうこと。食事・音楽・ファッション・趣味……心がふわっと軽くなることに没頭していると、自然とエネルギーが高まり、運気が味方してくれます。
【ポイント・行動指針】
- 毎日の中で“笑顔になる瞬間”を意識的に作る◎
- SNSや日記など、自分の言葉で「発信」することが開運に直結
- 「好き」「楽しい」を我慢しない。小さな悦びを大切に
- 表現・会話・創作が、気の巡りを活性化させる
- 人の期待より、自分の“ごきげん”を優先することも大切◎
⑨ 総合アドバイス
七赤金星のあなたは、人を笑顔にする不思議な才能を持っています。
それは、ただ明るいだけではなく、相手の心にそっと寄り添い、緊張をほぐす“あたたかさ”と“気配り”の力。
そのやさしさを活かして多くの人に喜びを与えてきた一方で、ときには「自分の本音」を置き去りにしてきたこともあるかもしれません。
けれど、あなたの笑顔は「無理して作ったもの」でなく、「心からの悦び」から自然と生まれたとき、もっとも大きな力となるのです。
これからのあなたに必要なのは、「自分を喜ばせる時間」をしっかり持つこと。
人の期待に応えるより、自分の心に正直になること。それが結果として、周囲にも良い影響をもたらしてくれるでしょう。
あなたの「好き」「うれしい」「たのしい」――そのすべてが、人生を開くカギ。
遠慮せず、味わってください。それが、あなたらしい幸運の形なのです。
【ポイント・行動指針】
- 人を喜ばせる才能は、「自分の悦び」からあふれるもの◎
- 無理な笑顔をやめて、“本当のごきげん”を大切に
- 「自分が楽しいと思える時間」が運気を大きく動かす
- 人のため=自分を犠牲にすることではないと知ること
- あなたの“楽しむ力”が、世界を優しく照らしていく◎
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